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    2010.03.21 Sunday

    【読書】リスク・リテラシーが身につく統計的思考法

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      裁判員に選ばれる可能性がある人は必携!
      ベイズ理論の流れで読んだのだが、これは今のうちに読んでおいて本当に良かった。
      裁判員制度が始まった日本では、今後何年かの内に対象者が一巡するくらいの頻度で裁判員に選出されてしまうらしい(それが何年だったかは失念してしまったのだが)。
      それを踏まえると、この本で紹介されている「訴追者の誤謬」や「推測の連鎖」は非常に重要だ。
      裁判員がこれらを理解していないと、検察あるいは弁護人に、自分に都合が良い方向に誤解するよう誘導されてしまう恐れがあるからだ。正直なところ、私自身もこの本を読むまで「訴追者の誤謬」と同じ誤解をしていた。もし私がこの本に出会わずに裁判員に選出されていたら…と思うと怖いぐらいだ。

      さて本書の内容だが、要すれば

      ・世の中に絶対確実なものは無い。だから確率的な考え方は現代人にとって必須の能力だ。
      ・統計というものは分かりづらいと思われがちだが、表現方法を工夫するだけで簡単に理解できる。
      ・統計を悪用して、自分に都合が良いほうに誤解されるような表現をするもの(各種団体や検察や弁護人や医者など)が世の中にはたくさんいるから気をつけろ。

      というものだ。
      表現方法の工夫として紹介されるのがベイズ理論なのだが、本書では確率ではなくて自然頻度というものを使っている。「全体の○%は●●で、さらにその×%が云々…」という言い方ではなく、「全体を100万人としたとき、○万人が●●で、さらにそのうちの×千人が…」という言い方のほうが直感的でわかりやすい、ということだ。確かにこの説明なら百分率を知らない小学生にも理解できそうだ。

      折りしもこんなニュースが世間を騒がせている。今後もし裁判員になることがあって、「DNA鑑定が一致した」という事実を検察がまるで黄門様の印籠のごとく強調してきても、「訴追者の誤謬」と「推測の連鎖」を念頭に置いて冷静に判断したいものだ。

      2018.08.31 Friday

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